〜三丁目の夕日なんてスペインにはないんです〜
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住所の基本は「通りの名前」
どこの国でも建物に住所があって、街の地図を見ながら目的地を目指していくことができます(いや、今はGoogle Mapでルート検索すれば一発、というのはひとまず置いておいて…)。
そこで、スペインでの住所の仕組みというか地図の見方をお話していきます。
- Calle: C. や Cl.
- Avenida: Av. や Avda.
- Plaza: Pl. や Plza. Pza.
- Carretera: Ca. や Ctra.
- Callejón: Cjón
- Cuesta: Cta.
- Bajada: Bja. や Bjda.
- Camino: Cam.
番地は建物の入り口に表示
集合住宅などで複数の番号がある場合には、24 - 26のように書いてあったりすることもあります。
そして、この番号は通りの左側と右側でそれぞれ奇数・偶数のように振られているので、番号をたどっていくときには1, 2, 3, 4, 5,...は左、右、左、右、左…となっていきます。これに気が付かないと、「あれ、7を探しているのに、6と8で飛んでて7の建物がない…」となってしまいます。もちろん、この場合は通りの反対側を見れば7が見つかることになります。さらに細かい話ですが、通りによっては片側の建物の幅が広いというような場合に、番号のズレが生じることもあるので注意です。
スペイン旅行中に住所を使う場面
昔は、観光案内所(información turística:インフォルマシオン・トゥリスティカ)で市街図(plano:プラーノ)をもらって、そこに記された通りの名前をもとに街歩きをしていましたが、今はもはやGoogle Mapを使えばいいのでそんなことをする必要もありません。
となると、使い道として一番よくあるのはタクシーで行き先を告げる時でしょうか。タクシーの運転手は、その街の数百を超えるであろう通り名をほとんど暗記しています(もちろん、Madridなどあまりに広い街の場合はカーナビに頼る運転手もいますが)。「こんな細い道の名前言っても知らないだろうな」と思って告げても、いつもちゃんと連れて行ってくれるので感心します。
私はいつも空港や駅でタクシーに乗る前に、目的地のホテルなどの住所を調べ、まず乗ったらその通りの名前を伝えます。あとは向かいながら細かい場所をGoogle Mapなどで調べて誘導していく、というようにしています。
もうひとつ面白い使い方として、Google Mapなどない時代に戻ったつもりで、市街図を片手に、通りの入り口の建物に付いている通りの名前を見ながら「アナログ」な形で街散策してみるなんていうのはどうでしょうか。スペインの旧市街地などは特に道が入り組んでいるので、すぐに迷ってしまいますが、それもそれで楽しみながら散策できるかと思います。スマホばかりに目線が行くよりも、この方法なら街をじっくり眺めながら散策ができて、旅行なら私はこういう歩き方もありなのかなと思います。
最後に
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